ATL日記@チャールストン
Posted on Sep 12, 2019 by Yukimi
Yukimiです。
先日、2泊3日で隣の州まで旅行してきました。
今回はサウスカロライナ州のチャールストンという町です。
私達には馴染みのないチャールストンですがアメリカ人の間では不変の人気を保っている観光地だそうで数年前の旅行誌では1位を獲得したらしいです。
そんなチャールストン。一体何があるのか。
見どころはざっと3つにわかれる。
南部らしい教会や建物が立ち並ぶ歴史地区、郊外に点在するプランテーション地区、そしてサムター要塞だ。
まず、私が住むジョージア州をはじめ、南部地方は黒人の歴史を垣間見ることができる。
アートや食文化も現代に引き継ぎ、南部料理はアフリカ料理っぽい香辛料の味付け豆やプランテインというバナナのような主食、とうもろこしをひいたお粥のようなものなどがある。
そんな黒人さんはどこからやってきたのか。
少し重い話にはなるが紹介しておこう。
彼らはアフリカから250年程前、奴隷貿易として送り込まれた。ヨーロッパ系白人の富裕層の下で働き、のちにマーチンルーサーキングなど解放運動などの働きによって自由となるが差別問題は現在でも色濃く残っている。
奴隷としておくりこまれた地域は主に南部や東部の海岸沿いの地域で私が住むジョージア州やこのチャールストンは現在でも黒人さんが沢山住んでいる。
そして訪れた博物館では昔市場として使われたマートがそのまま残っている。
中はパネルなどの展示で当時の面影はないが実際に使われた足かせ、手かせなどの鎖が展示されていた。
体力や子を産む能力、年齢などにより細かく料金もわかれているパネルなど。
私の年齢では35ドルぐらいだった。
運ばれる船の中のイラストは想像を絶するもので板と板の間に人がキレイに横に整頓されその板が何層にも積み重なっている。
そんな劣悪な中でもちろん生き絶えるものもおり無事生き延びたものは市場にかけられプランテーションに売り込まれた。
広大な敷地の中にプランテーションと主の豪邸、奴隷小屋があり、今でも南部に歴史として残されている。
人種差別、とくに白人が黒人を、、というのは知ってはいるもののこのような博物館などが多くあるのを見るとやはり日本では知る範囲というのはごく限られている。
先日、アトランタにあるマーチンルーサキングゆかりの地、というのに行ってみた。
正直、展示物やパネルをみても英語だし全く理解できない。
国立公園のハンコ集めに行ったのが目的であったが黒人さん達が物凄く敬意を払ってる様子をみるとハンコだけ押して出ていくのは忍びなかった。
そんな感じでここチャールストンの歴史地区では奴隷市場博物館やお土産ロード、郊外にはプランテーションもいくつか点在している。
旦那と交代で5時間運転。
初日は旧奴隷市場博物館にいきお土産ロードをチラリとまわり行くべきレストランにあげられるシーフードレストランで夕食をとった。
サラダの上に新鮮な白身魚。
南部料理のハッシュパピーとよばれるサーターアンダギーのような揚げパン?がこの旅で一番美味しかった。
こちらも南部料理のピーナッツのたれ煮。
食べ方がわからず殻ごとたべてしまったがどうやら中の豆だけをたべるようだ。
立派な教会が多い。無料で中を見学できるが時間なく割愛。
パイナップルは歓迎の意味があるそう。
2日目は戦艦ツアーと要塞ツアー。
戦艦の中には当時戦争に使われた飛行機が収納。
この地下が船員たちの暮らしを展示していたのだがホラーゲームの体感ルーム?のような雰囲気を醸し出していた。
狭い寝室ルームや手術ルーム、処置室、クリーニングルーム、ダイニングルーム、とどれも薄暗く空気も悪い。たまにリアルな人形がつったっているので悲鳴をあげてしまう。
海軍が一番キツイと聞いていたが納得だ。
午後は船で30分、サムター要塞に向かう。
昔使われた大砲。
南北戦争の時に使われた要塞っぽい。
3日目。
ハリケーンのため、行きたかったマーケットや教会、邸宅見学がクローズで愕然…
とりあえずプランテーションが開いていたのが救い。
数あるプランテーションからブーンホール プランテーションを選び行ってきた。
プランテーションの敷地はめちゃくちゃ広くて車でないとまわりきれない。
綿花や作物のプランテーション、主の邸宅、奴隷小屋がありその大豪邸はまるで映画のセットのよう。
奴隷小屋も一つではない。
7つぐらいあったかな?
中の様子
トラックに乗ってまわる。
ハロウィンの飾り付けがされていた
最後に食事をとって帰宅
グリッツといわれるトウモロコシ粥にソースがかかっている。
こちらは違う店で食べた南部料理のクラブケーキといわれる料理。カニ身をほぐしてまるめたもの。
南部料理おいしいんだけど塩が強すぎる。
塩分控えめの南部料理があればいいんだけど。。
そしてハリケーンの豪雨の中、車を飛ばし家路へ…
チャールストン、アメリカ人の新婚旅行に選ばれると書いてあったけど私がまわった所はまさに修学旅行コース…
私のチョイスがイマイチだったのか…いや、ハリケーンのせいだ。うんそうだ。
サンタモニカではチャリで爆走コース。
グレートスモーキーでは修行のトレッキングコース。
チャールストンはハリケーン修学旅行コース。
さて次回は…
充実してますね!!何気なく書いてますけど、車は難なく運転されてるんですねー!スゴイ。