ATS®︎はFCBD®︎Styleに変わります!
Posted on Mar 6, 2020 by 葉月
こんにちは!葉月です。
昨日、ATS®︎の生みの親Carolena Nericcioより重要なお知らせがありました。
これまでその創設当時からATS®︎、American Tribal Style®︎と呼んできたダンスフォーマットは、
・FatChanceBellyDance®︎Style
・FatChance®︎Style
・FCBD®︎Style
と名称変更されます!
最近、特に様々な国や地域、民族集団にルーツを持つ人々が住むアメリカで、”tribal”という言葉が表す意味を巡ってその使用に不快感や違和感を持つこともあり、そのため言葉の使用と再解釈についての議論が沸き起こっていました。
そして、それはベリーダンス界も例外ではなく、American Tribal Style、Tribal belly danceあるいはTribal Fusionという名称についてもしばらく前から議論されてきました。
tribalという言葉を使わない、tribalの「T」という頭文字を他のふさわしい言葉に置き換える、という動きもダンサーの中に見られ、多くのダンサーがそれに賛同してます。
そんな昨今のトライバル界の動向から、今回のCarolenaの声明の発表となりました。
そしてもう一つ。
これまでFCBD®︎の公認スタジオを表してきたSister/Brother Studio に、新たにPartner Studioという表現が加わりました。
キャロリーナの、男女の性差のどちらにも偏らないというジェンダーニュートラルの考えから追加された表現です。
CarolenaはFCBD®︎Styleを創った当初からこのダンスフォーマットは誰にでも開かれたものであるべき、という考えでしたが、世界中に広まり巨大なコミュニティーとなった今、アメリカのみならず世界の様々な国や地域やコミュニティーで、ジェンダーや人種の問題、あるいは社会背景が原因で全ての人が等しくこのダンスフォーマットを楽しめるわけではない状況が少なからず起こっており、何よりもこのことをCarolena本人が嘆いています。
そんなことから、ともすると性差を限定したように聞こえてしまいがちなSister/Brotherという表現だけでなく、常にニュートラルな立場の表明としてこのPartnerという表現が追加されました。
これまでVASARA FCBD®︎ Sister Studioのレッスンも性別、年齢、人種等あらゆるカテゴリーからニュートラルなクラスとして開講しており、これからもその立場は変わることはないので、今回の追加に伴ってVASARA も「VASARA FCBD®︎ Partner Studio」と名称変更して活動していくことにしました。
今まで慣れ親しんできたATS®︎という名称ですが、今回のCarolenaの大きな決断に敬意を表して、FatChanceBellyDance®︎Style、FatChance®︎Style、FCBD®︎Styleという新しい名称とともこれからもますますこのダンスフォーマットをたくさんの人たちと楽しんで行きたいと思います!
そして誰にでも開かれたVASARA FCBD®︎ Partner Studioを今後ともどうぞよろしくお願い致します!!
これからの時代にあわせてベリー業界も変わっていくのかな。
アメリカ発のトライバルに関しては特に様変わりしていきそう。
VASARA FCBD®︎ Partner Studioの繁栄を応援しています!
ユキミ先生、ありがとうございます!キャロリーナの発表以降、世界中のFCBD®️Styleダンサーの間でいろんな議論が活発に繰り広げられていて、改めてアメリカで生まれたこのダンスの裾野の広さを実感しました。
かつては(今も?)Orientalとゆー言葉がアメリカで差別用語とされてたように、Tribalもまた英語圏では違和感があるんやろうね〜
私としては慣れ親しんできたATSをATSと呼べないのが変な感じです。
Tribal Fusionの方は一体どうなっていくやろね
全然ベリーちゃうやん!ってダンサーもたくさん居てて、もう訳のわからない状態、ベリーダンスからの派生ってことも一般の人が聞いたらわからなくなってしまうね
ヨウコ先生、そうですね。もはやベリーダンスの原型留めない名称になってきてますね…
そしてATSを使うか、FCBD styleを使うかによってもそのトゥループの目指す方向性がわかるような、そんな展開になってきている気がします。