ジャパン・アヴァンギャルド展
Posted on Feb 3, 2025 by 葉月
こんにちは!葉月です。
先日、『ジャパン・アヴァンギャルド−アングラ演劇傑作ポスター展』を観に行ってきました。
1960〜1980年代のアングラ劇団、寺山修司の天井桟敷や唐十郎の状況劇場、麿赤兒の大駱駝館や土方巽などの公演ポスターが100点以上展示されている展示。
いやぁ、圧巻でした!
公演用のポスターというのは公演当時もそれほど多く作られていたわけではないそうで、綺麗な状態で残っていること自体が奇跡。
なので、これだけの数のポスターを一度に見られるのは、本当に貴重なんだそうです。
これらのポスター、当時から活躍していた美術家やアーティスト、たとえば横尾忠則や金子國義、篠原勝之、花輪和一などが関わっているので、現在はその美術的評価も高いようで、見にきている人たちも若い学生っぽい人たちからお年の多い方達まで、とても幅広かったです。
私はというと、寺山修司の天井桟敷を知ったのは、遡ること30年以上前の高校生の頃。
ミニシアターに通って、名画と呼ばれる白黒の小難しい外国映画や、ちょっと親には言えないようなマニアックで危なっかしい映画を見て悦に浸っていたヘンテコな高校生だったのですが、その手の少年少女の御多分にもれず、出会ってしまったんですね。
天井桟敷、寺山に。
「これがアングラ演劇か!」と鼻息を荒くしてはいたものの、本物の舞台を見ることなど時すでに遅し。
寺山はもう亡くなっていたし、劇団自体も解散していたので、「天井桟敷とは何なのだ!? 幻か!?」と悶々としておりました…
なんてことを思い出しながら、首が寝違えたみたいに痛くなるほど鑑賞いたしました。
大学生になってバイトをすれば、寺山の実験映像集やかろうじて数作品、販売されていた舞台がビデオ化されたVHSを買い漁っておりました。
その当時、VHSの高かったこと、高かったこと。
収集癖のある私は、映画のビデオなども欲しくて欲しくて、本当にバイト代はほとんど、映画館代やVHS購入代に消えました…もちろん、ずっと家宝です。
そんな頑張って大枚叩いて買った舞台映像の中の一つ、天井桟敷「百年の孤独」のポスターを見たときは、一人静かに感動に震えました(涙)!
随分とこの会場で時間を過ごし、物販でちょっとお土産もゲットし、頭ん中パンパンで帰路に着いたのですが、うーむ。
多分、期間中にもう一度や二度はまた行くと思います。
それくらい、私にとっては桃源郷でした。
もし、行かれた方がいらっしゃったら、ぜひこの興奮を語り合いましょう!笑
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