ATL日記@アンティークvol.2
Posted on Oct 13, 2020 by Yukimi
Yukimiです。
(ジョージア州 アトランタ ピーチツリーシティ)
前回アンティークについて書きました、その続編です。
アンティークショップもコロナが原因なのか何なのか、閉店があいつぎ物凄く寂しい気持ちになります。
そんな中、家族で頑張ってるアンティークショップに行ってきました。
おじいさんが何かあったら声かけてね、と。
声かけたくても話すことができないので見るだけだなぁ〜とか思ってブラブラしていると…
オヤオヤ~っ!?
こ、これは幻といわれるFire King スワールミキシングボウル SSサイズ ジェダイカラーではなかろうか?
うーむ、ちょっとググってみよう。価格差はあるが
なんと32000円で販売している。写真奥のSSサイズだけでこのお値段。
しかも全部のサイズが揃っているなんてこれはもうお宝中の宝に間違いないのだ。
しかし値札をみると435ドルと書いてある。
1番大きなサイズなんてウドンをいれて食べるにも大きすぎる…もはや植木鉢。
これはもうおじーを呼び出すしかない、がんばれ私!
え、えくすきゅーずみー…
と指を指した。
するとおじーがベラベラと喋りだした!
聞き取れた範囲では
“このSSサイズはアメリカでもめちゃレアだから200ドルはするんだよ。
出品者がセット売りにしたいからこれだけ売ることはできないけどね。”
そしてやたらshippingがどうたらとやたらと言ってくるのでこれはもうお手上げだ、でも何と言ってるのか知りたい!との熱い思いからついに携帯の翻訳ボイス機能を使う日が来たのだ。
おじーの口元に携帯ボイスをあて、はい、スタート!といったらおじーが緊張したのかエー、とかウーとか間に挟むものだからとんちんかんな翻訳になってしまい、おじーに英語のほうをみせたら、全然ダメだね、みたいな感じで恥ずかしげに向こうに行ってしまった。ごめん、おじー。
まぁ、とりあえず割引できたとしても400ドルぐらいまでだろう。
このテンションで買ってしまったらいくらなんでも主人は怒るだろう。今後のアンティークライフにも関わってくる。
てことでこの日はぐっとこらえてFire Kingのビーデッドエッジボウル15ドルだけを買って帰った(茶碗として大活躍)
会計時、FireKing好きならこの本を貸してあげるよ、とおじー。
FireKing専門書ではないか、まぢか!おじー(^O^)
家に帰ってキレイな写真にうっとり。
シリーズが散漫だった知識もこれでバッチリだ。
そしてあの幻のシリーズの話を主人にしたら”あはは、もし買ってたらカードストップだね”といわれ
まぁそらそうだよな、と。
幻の5セットは日本でいくらなのか、、とりあえず調べてみる。
おじーの店 47000円ぐらい
日本のショップ バラバラのものを探して買わなければならないが探せばある 7〜8万
メルカリなどのオークション 同じく個々探さなければならないが集めれれば4万ほど。
あれ?日本の方が安くないか?
うーむ、こういうこともあるのか。
メルカリなどのオークションではアメリカよりも安く販売されてる時もある。
ということで見つけた高揚感で買ってはいけないということを学んだ。
後日、おじーに返却。
“この本、もし買うとしたらいくら”
“この本は売り物じゃないんだよ、自分用なんだ”
おじー、そんな大切なものをどこぞのわからないアジア人に貸してくれるなんて。
お礼にカッパえびせんでも持ってこれば良かったな、と反省。
さぁ、帰ろうとおもったら、、
おやおや〜??
これはおじーが貸してくれた本に載ってたレアシリーズでは…
グリースジャー(ベーコンの油を溜める壺)、
ソルト、ペッパーの3つ。
本来はあとフラワー(小麦)とシュガーがあるのでコンプリートではないが一つでもなかなかお目にかかることはない。
ジッとみているとすかさずおじーが
“これは私のおばあさんが使って大事に使っていたものだよ”
だからこんなに年季が入ってるのか…とパカっとあけてみると…
⁈
ペッパー入り!
日本では考えれないペッパー入り!
おじーのおばーさんが使っていた、となると…
もう計算できない。何年前のペッパーなんてことは計算できない。
そんなことも込みで楽しめるのがアンティーク。
置物として欲しかったので買ってしまいました。
帰ってから熱いお湯で消毒。
胡椒の香りと共にクシャミが止まらない。
そして私の情熱も止まらない。
かわいい色ですねぇ!ミルクグリーンと言うか、なんとも言えない優しい色。アメリカって、どぎつい色のイメージなのに(思い込み)。