上方舞の大舞台!
Posted on Aug 30, 2023 by 葉月
こんにちは、葉月です。
もう8月も終わりだというのに、相変わらずの酷暑。まだまだ熱中症に気をつけながらの暑い日々ですが、皆さまいかがお過ごしですか?
私はというと、先日、私にとって大きな大きな舞台である「上方舞 夏の会」が無事に終了いたしました!
という、ベリーダンスの公演ではないお話ですが…
私は上方舞のお稽古に通い始めて6年になります。普段は私の先生が毎年春に開催されている門下のお浚い会に向けて、日々稽古に励んでいるのですが、今年はなんと、先生のさらにお師匠にあたる大先生が毎年夏に国立文楽劇場で開催されている「夏の会」に出演させていただくという大変貴重な機会をいただきました。
上方舞というのは、京阪神で生まれ発展した「地唄舞」とも呼ばれる日本舞踊で、お座敷で舞う素踊りが基本となっています。
上方舞にもいろんな流派があり、その中でも私がお稽古に通う山村流は最も古い流儀だそうで、江戸時代からの歴史があるんだそうです。
大先生門下の名取や師範の方々が、それはそれは優雅に、そして風格たっぷり舞われる中、私はというと、初めての大舞台に前日から緊張マックスで楽屋でもあたふたしっぱなし。
しかし、かづらやお化粧や衣装など、全てをプロの方にやっていただき、なんとか形だけは!(笑)
演目は「文月」。七夕に年に一度逢う牽牛と織女をうらやむ遊女の心情から始まり、夕暮れ時に恋しい人を待つ思慕の心、夫婦暮らしへの憧れなどを、江戸吉原の地名を織り交ぜながら唄った「艶物」と呼ばれるジャンルの一曲です。
なので、遊女らしく帯も前で結んでいただき、赤い襦袢がちらちらと見え隠れするお衣装。
かづらも役どころに合わせて結っていただいてます。
ベリーダンス、FCBDstyleと違って、もちろん派手に動き回るわけでもなく、歯を見せて満面の笑みで踊るわけでもないですが、それでいて歌詞に描かれるいろんな感情、心情を表現するというのは本当に難しく、この舞台のためにかなり長期間、この一曲をお稽古つけていただきましたが、やればやるほどその奥深さをひしひしと感じました。
しかし、本番ではお友達や同じ門下の方々、そしてVASARAのメンバーも来てくださいました〜!
たくさんの方々が応援に来てくださって、なんとか無事に踊り終えることが出来ました。
ありがとうございました!!
また、ベリーダンスとは違った、この芸術を支える多くの人たちのご尽力も目の当たりにすることができて、本当に素晴らしい経験となりました。
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